築35年中古物件として売り出すことに
私の住んでいた家は、両親が結婚した当時に購入し築35年経ったものでした。
外壁も二度ほど塗り直しをしたり、室内はあちこちに修復箇所が発生し、その都度手直しをしてきましたが、台風が続き雨漏りが激しくなり、両親と考えて改築をするか引っ越して新しい家を購入するか悩みました。
しかし、私も結婚を控えており、両親と近い距離で住んだ方が安心だと思い、私が住む予定の場所から徒歩10分にあるマンションに移り住むことにしました。
マンションは新築だったのでそこも両親が魅力を感じたところです。
死ぬ前に古い家からの新築に住みたいと願っていたようです。
そしてこの家は売りに出すことになりました。
不動産査定の後、知人の不動産屋を介して、インターネットと新聞の折り込みチラシにて物件を紹介してもらうことにしました。
築浅でもなく雨漏りをするような家が本当に売れるのか心配でしたが、不動産屋のスタッフの方から安心出来る言葉を掛けられました。
それは、今は中古物件を購入する方が増えているというのです。
新築では手のでない土地や家でも、中古物件なら資金的に可能ということで、特に若いご夫婦が購入されるパターンの近年とのことでした。
そのまま住むのではなく、工務店に全体的にリフォームを頼んだり、DIYを夫婦で楽しみながら時間を掛けて自分達の家作りを楽しむというスタイルを作っているとのことで、全くそう言った発想を思い浮かべたことが無かっただけに、大変驚きました。
私の家は2500万で売り出しましたが、予想通り若いご夫婦が落札してくださり、値下げ交渉の結果2200万で交渉成立となりました。
仲介料を差し引きし、私達の元に入ったこの家の資金で、マンションの頭金に回すことにしました。
細かな書類の手続きなど、私も未体験のことばかりでしたが、両親と一緒にひとつひとつ片付けて行き、ミスなく家を売ることが出来ました。
新しいマンションにおいて、私が両親と一緒に住む時間は結婚まで限られていますが、古い家で育ててもらった思い出を胸に、新たな生活を送りたいと思います。
築10年の建売分譲の一戸建てを売りました。
築10年の郊外都市にあった建売分譲の一戸建て住宅を売却しました。
売却に際し、最も大変だったのは、いかに家をかわいらしく、素敵な家にみせ、購入希望の方がここに住みたい!と思っていただくようにするか、ということでした。
築10年で外回りは手を入れているわけではないので、それなりに、になっています。そのようななか、お花を植え、室内もこぎれいにして、飾りつけをするなどし、かわいらしい家と思えるような、そんな工夫をしました。
また、物はできるだけ片付け、不要なものは捨て、室内が広々している印象をもってもらうようにしました。
もともと丁寧に使用している、と不動産屋さんにいってもらえるくらい、室内の掃除やメンテナンスはきちんとしていましたが、家を見に来られる日には、念入りに掃除をしました。
売却益を頭金にして、マンションを購入することにしていましたので、売却期限も結構気になっていました。高い価格で購入してもらいたい一方、この価格で購入してもらえなかったらどうしよう、といつも不安でいました。実際、当初の価格では複数の方が内覧に来られましたが、値切られるなどし、制約に至ることはありませんでした。
そのため、価格を少し下げたところ、引き合いがあり、なんとか購入をしていただくことができました。
不動産を売却したら、税金を支払わないといけない、という考えはすっかり抜けていて、知り合いの税理士さんから助言をもらい、申告をしました。
その際、入居後リフォームをしたときの費用や、庭の植木を植えたときの費用など、どこまで有効であったかわかりませんが、ありとあらゆる家に関する領収証をとっておいたことが役立ちました。
これらをもとに申告をしてもらったことにより不要な税金を支払わずにすみました。
家売却するときには、仲介手数料を含めて、いろいろな費用が発生しますので、そういったことも予算のなかに組み入れて考え、準備をする必要があると思いました。